
あっという間でしたが、非常に濃密な1年でした。会社の立ち上げから、実際のお客様への価値提供まで、想定以上のスピードで進めることができたと感じています。
何よりも、この1年は私たち自身が「変化を楽しむ」ことの大切さを再認識した期間でした。創業当初は手探りな部分もありましたが、現在ではシステム開発だけでなく、提案書の作成やコンサルティングのコア業務において、AI(Claude CodeやCoworkなど)の活用が当たり前になっています。コンサルティングの現場では、クライアントの課題を解決するためのスピード感が強く求められますので、そこにテクノロジー、特にAIを大胆に取り入れることで、従来の枠にとらわれない柔軟なアプローチを実践してきました。
はい、フューチャーシステムコンサルティング(現フューチャーアーキテクト)で最初のキャリアをエンジニアとしてスタートさせました。
システム開発の現場に入り、プログラミングやシステム設計などの技術的な実務を経験しました。ここで培った「システムがどう動くか」「データをどう構造化するか」というITの基礎知識は、後のコンサルティング業務や、現在のAIを駆使するワークスタイルにおける「論理的思考」の土台になっています。
正直に言うと、自分の仕事の進め方も2〜3週間おきに変わっています。それくらい、AIの進化のスピードは激しいですよね。
具体例から話しますと、共通で空いている時間を確認してオンラインミーティングまで設定できるカレンダー予約ツールや、投資先スタートアップの状況を俯瞰できるダッシュボードを使っているのですが、これは全部、私がゼロから作ったものです。私自身、今はエンジニアではありませんが、自分や社内のチームで十分に使えるレベルのものが作れてしまうということを実感しています。
似たようなSaaSはすでに世の中に存在すると思います。でも自分で作ると、「自分にとって本当に必要な機能」だけを組み込めるし、Google Meetのリンクだけで十分とか、カレンダーの色は青がいいとか、そういうこだわりをプロンプトで書き換えるだけで反映できます。日々の業務で「面倒だな」と感じるプロセスは、Claude CodeやReplitを使って次々と解決しています。こういった開発を始めると、時間が経つのを忘れてしまい没頭してしまいますよね。
エンジニアに限らずではあるのですが「問いを立てる力」のある方にぜひ来ていただきたいです。
同じ生成AIを使っていても、人によって出てくるアウトプットは全然違います。なぜかというと、問いかける文脈の深さが違うからなんです。例えば、「マクドナルドとスターバックスの人気の理由を調べて」と依頼するのと、「両社が展開するアプリのデジタル会員プログラムや決済システムが、顧客のリピート率や店舗の回転率にどう影響しているかを、競合の動向も踏まえて比較して」と指示するのとでは、出てくるものが天と地ほど違う。質を左右するのは、その人の経験に基づいた問いかけかどうかです。
これはエンジニアリングでも全く同じだと思っていて、コードを書くエージェントとレビューするエージェントを分けたり、複数のAIをオーケストラのように指揮できる人ほど、結果として高い品質を出せる。何かしら実体験で修羅場をくぐったり、達成感を味わったり、ものづくりで悩んだ経験を持っていて、深い問いをたてられる方ほど、AIでレベルの高い成果に繋げられる好循環が実現できるはずです。
もう1つ、お伝えしたいのは、Boostコンサルティングは「失うものがない立場」だということです。昨日まで1億円で受注していたシステム開発を、今日からAIで数千万円で受けますと言ったら、既存の事業に影響が大きすぎて、普通の開発会社にはできません。これはイノベーションのジレンマで、業界全体に共通する構造的な問題です。私たちはその構造に縛られていないので、思い切って踏み込めます。この「ゼロから新しい開発の在り方を作る」ことに面白さを感じる方には、本当に楽しい時代だと思います。
技術力をAIで増幅させて、お客さまに「これはすごい」と腰を抜かしてもらう瞬間を一緒に作っていきたい方を、お待ちしています。

