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大手コンサルファームから、私がBoostを選んだ理由。(坂東 航)

大手コンサルファームから、私がBoostを選んだ理由。坂東 航 AI Consultant / ex-PwC

新卒でPwCに入り、マネージャーに昇格したばかりの30歳だった。前の会社に不満は一つもなかった。それでもビズリーチで届いた1通のスカウトから、2週間でBoostへの入社を決めた。いまはAI導入プロジェクトの責任者として顧客と向き合い、営業や採用にも関わる坂東 航に、決めるまでの2週間と、入ってから変わったことを聞いた。

話してくれた人

坂東 航Wataru Bando

AIコンサルタント

大学院修了後、新卒でPwCに入社。コンサルタントとしてプロジェクトのデリバリーを担当し、マネージャーに昇格。その後Boostへ。現在はAI導入プロジェクトの責任者として、デリバリーに加えて営業と採用にも関わる。

スカウトから2週間で決めた

ー Boostとの出会いを教えてください。

ビズリーチです。新卒2年目のころから登録していて、転職活動をしていたわけではありません。届いたスカウトの中に小澤の名前があって、最初は知らなかったので調べてYouTubeを見ました。面白そうな人だなと思って、会ってみることにしたのが始まりです。そこから2週間くらいで入社を決めました。

ー 転職活動中でもないのに2週間は、かなり早いですよね。

ちょうど自分の状況にはまったんだと思います。当時マネージャーに上がったところで、デリバリーの進め方は一通り分かってきていました。ここから先は、社内で経験を積んでシニアマネージャー、その上へと上がっていくのか、一度外に出るのか。自分一人でもやっていけそうだと感じ始めた時期でした。

年齢もちょうど30歳で、ひとつの節目だと思っていました。そのタイミングで、経営をしてきた小澤と話す機会があった。面談そのものもすごく面白かったんですが、実はそれより前から、Boostという会社には面白さを感じていたんです。

前の会社に、不満はなかった

ー 何が決め手になったんですか。

前の会社に不満はまったくなかったです。ただ、居心地のいい場所にいるな、とは感じていました。今この機会を見送ったら、次に同じような話が来てもまた見送るだろうなと思ったんです。

それを5年続ければ35歳、さらに40歳になる。シニアマネージャーやディレクターになってからでは、出られる先も限られるし、外で活躍できるかも分からない。じゃあ今だな、今しかないな、という感じで決めました。

今この機会を見送ったら、次に同じような話が来てもまた見送るだろうなと思ったんです。

ー もともとスタートアップに興味があったと聞きました。

大学生のころから、いつかはスタートアップで働きたいとずっと思っていました。きっかけは、大学2年のとき、カリフォルニア大学サンディエゴ校の1ヶ月ほどの短期プログラムに参加して、現地のスタートアップの人と話す機会がありました。こういう世界もあるんだと、そこで初めて知りました。大学院ではハッカソンで賞をもらって、そのつながりで卒業前にシリコンバレーへ行きました。Googleのオフィスを見たり、スタートアップを支援している人に話を聞いたりしています。

ゼロから事業を立ち上げてきた人の話も聞いて、そういう生き方も面白そうだな、とずっと頭の片隅にありました。

それでも新卒でスタートアップを選ぶことはせず、一度大手で仕事のやり方を学んでからにしよう、と思ってPwCに入りました。少し保守的なところもあったと思います。

会議室のテーブルで話す坂東
入社を決めるまでの2週間を振り返る坂東。

ゴールの決まった、会社づくりのプロジェクト

ー Boostのどこが面白そうだと思ったんですか。

僕は、Boostそのものがひとつのプロジェクトだと思っています。ファンドの投資期間の中でゴールが決まっていて、その期限までにゼロから会社を作り切る。短距離走のようなものです。終わりが決まっているから、成長も速い。それを経験できるのが面白いと思いました。

コンサルとしてやってきたことはそのまま生かせるし、そのうえでコンサルティング事業を立ち上げるところに関われる。キャリアがつながっていて、しかもスタートアップの経験も積める。その両方がそろっていたのが大きかったです。

ー 期限が決まっている環境で、自分を高めたいという気持ちもあったんですか。

そうですね。期限が決まった中で、自分も一段上げていきたい。そういう自分へのプレッシャーをかけたい、という気持ちはありました。

Boostそのものが、ゴールの決まったひとつのプロジェクトだと思っています。

任される範囲が、パートナーの仕事に近づいた

ー 前職と比べて、仕事の中身は変わりましたか。

サービスの質やデリバリーの進め方は、前職で身につけたことをそのまま持ち込んでいるので、そこは大きくは変わりません。変わったのは、任される範囲です。

大きなファームのマネージャーは、担当する案件の品質を守り、決められたゴールまで届けるのが一番の役割です。案件を取ってくるところや次につなげるところは、チームの中で役割を分けて持ちます。Boostでは、そこまで自分に任されています。

もう一段言うと、プレイヤーとして自分がいくら売り上げるか、どれくらいの規模の案件を回すかだけを見ていると、自分の手が届く範囲で止まってしまいます。AIコンサル事業を大きくするには、何人採用するか、今のデリバリーをどう型にして回すか、を考えないといけない。まだできているとは言えませんが、考え始めるきっかけにはなっています。大きなファームならパートナーが見ている範囲だと思います。

プロジェクトも、案件単位ではなく、お客さんの会社単位で見るようになりました。この会社とこの先どう付き合っていくか、自分の担当範囲の外まで含めて考える。自分のテリトリーの中でやっていた頃から、経営する側の目線に少しずつ近づいている感覚があります。

資料の8割はAIで。開発は体感10倍速い

ー 働き方はどう変わりましたか。

かなり変わりました。特にAIです。今は資料作りの8割くらいをAIでやっていて、生産性はかなり上がっています。アプリ開発も、要件を決めてから物ができるまでのスピードが体感で10倍くらい。半年かかるようなものが、2〜3週間でできます。

新しいツールが出たらすぐに試せますし、エンジニアがすぐ隣の席にいるのも大きいです。AIにどう指示を出せば思った資料が出てくるか、というノウハウも社内にたまってきています。

ー コンサルタントとして、伸びたと感じることはありますか。

事業づくりの視点です。社内の損益を見て、目標から逆算して何をするかを考える。パートナーが見ているような数字に、この年次で触れられるのは、コンサルタントとしても大事な経験だと思っています。

ー Boostではコミュニケーションの講座やワークショップにも力を入れています。受けてみてどうでしたか。

それまで意識したことがなかった内容で、正直かなり衝撃でした。コンサルタントとして何年もやってきても、ここはまだ学ぶことがあるんだと気づかされました。

小澤から学んでいること

ー 小澤と一緒に仕事をすることもありますか。

1ヶ月だけ同じプロジェクトに入ったのと、提案を一緒にしたことがあります。正直、まだ小澤のようにはできません。コンサルタントには、プロジェクトの期間内にきれいにまとめようとする癖が染みついています。小澤は3ヶ月で終わる話としてではなく、その事業を10年、20年続けたときにどうあるべきか、という本質から考えます。コンサルのやり方のまま固まっていると難しいですが、気づきはとても多いです。

お客さんの側も、大手のファームに頼むのとは違うものを求めて、小澤と話したいと言ってくれる。そこもBoostならではだと思います。

オフィスのラウンジのソファで話す坂東
オフィスのラウンジにて。

いま、やっていること

ー 今の仕事を教えてください。

大きく3つあります。ひとつはデリバリーで、AI導入プロジェクトの品質を高められるようにマネジメントしています。もうひとつは営業で、案件を継続してもらうための提案も、新しいお客様への提案もやっています。最近力を入れ始めたのが採用で、候補者へのスカウトや、どういう人を採るかを決める採用会議にも入っています。

朝型なので、早めに出社して溜まっているタスクを片づけ、日中は打ち合わせ、夜は20時くらいには出ることが多いですね。

30代前半までの人に向いている

ー どんな人がBoostに向いていると思いますか。

正直、30代前半くらいまでの方が向いていると思います。これからシニアマネージャーやパートナーになっていく人が、AIを前提にした新しいやり方を身につけるには、すごくいい環境です。大きな組織ではなかなか持てない視座の広さや高さが得られますし、年齢の割に任される範囲も広い。逆に、自分のやり方を確立してきたベテランの方だと、AIでデリバリーの仕方が変わっている中で、これまでのやり方をどこまで持ち込めるかは難しいところがあると思います。

ー ご自身は、この先どうなりたいですか。

まだはっきりとは決まっていません。もともとは、ぼんやり経営者になりたいと思っていました。入ってから小澤の話を聞いて、経営者になることと起業することは別のキャリアだと分かってきました。どちらに進んでも使えるのは、採用や営業を含めて事業をつくる力です。その経験がここでは積めると思っています。

キャリアの階段を上がるための転職ではない

ー 最後に、Boostに興味を持っている方へメッセージをお願いします。

Boostという選択肢は、シニアコンサルからマネージャーに上がるための転職や、ファームを移りながら上を目指す転職とは、得られるものが違うと思っています。ここで得られるのは、経営のスキル、起業という選択肢、パートナーになるための経験と、幅広い選択肢です。

普通の転職だけでなく、そういうものにも興味がある人には、得られるものがとても大きいと思います。

本記事の内容は2026年11月時点のものです。

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